リーダーシップは全員が持つべき能力?

リーダーシップとは

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

リーダーシップをとるとは「組織を牽引する」「目標を設定し、組織をその方向へ導く」という意味です。

リーダーシップは目標達成のために、主に上司が部下に対してあらゆる施策を行うことを言うマネジメントとは種類が違います。「 リーダーシップをとる」とは部下の有無に関わらず、チーム全体を引っ張っていくことを言います。

会社全体で成果を上げるには、リーダーの力だけでは成し遂げられません。リーダーシップとは 社員それぞれが発揮することで意味を持つのです。

リーダーシップは大切な能力

リーダーシップとは、生まれつきの才能や地位によって決まるものでなく仕事で発揮される能力という意味です。

リーダーシップで求められる能力は、時代、会社や環境によって種類が違います。そのため、研修などを行い自身の会社に合ったリーダーシップを育てることが重要なのです。

ピーター・ドラッカー によるリーダーシップの定義

ピーター・ドラッカーは経営学の発明者で、「現代経営学」「マネジメント」を発明しました。 ドラッガーは自ら従う者がいる「つき従うもの(フォロワー)がいること」「リーダーシップを仕事と捉えること」「リーダーシップ論 とは責任である」というリーダーシップ論を唱えています。

「仕事」とは、 目標、基準や優先順位を定めると同時に維持し行動することという意味として考えています。

また、「責任」とはリーダーとして社員の行動をフォローすると同時に責任を持つことという意味として考えています。

リーダーシップがある人の特徴

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

ここではリーダーシップをとると言われている人の特徴を14種類まとめています。

目標設定能力がある

担当のチームの利益を最大化する」ことが 会社組織で重要なリーダーシップです。そのためリーダーシップ をとる人は、目標や戦略を明確にしビジョンを全員で共有します。

これも実現不可能な目標ではなく、実現可能なものを設定する必要があります。
この際リーダーは、目的達成の計画を立て不測の事態に備えた代替案を準備しておくことも重要です。

責任を取る能力がある

リーダーシップ をとる人は、「自分の言ったことに責任を持つ」「人によって態度を変えない」など自分の「責任」を持たなければなりません。

リーダーは、自分の責任だけでなく社員の責任も取る必要があります。こうしたことで社員から信頼を得られるのです。

モチベーション管理能力がある

リーダーシップ をとる人とは、目標達成までそのモチベーションを保ち続けます。また、リーダーともなれば自分のモチベーションだけでなく、社員のモチベーションも管理する必要があります。

共感力がある

リーダーシップ をとる人は、共感力があります。リーダーともなれば、指示するだけでなく、内全体を見渡します。

「社員それぞれの業務に無理がないか」「周りとしっかりコミュニケーションが取れているか」など、相手のことを想像する能力が、必要なのです。

理屈だけでなく、社員の感情への共感力や様々な意見を受け入れられる空気作りなども、重要な能力です。

それらを把握してこそ、適切な人材配置ができ必要なタイミングで何をしたらいいのか指示を出すことも可能なのです。

寛容である

リーダーシップ をとる人は、目標の方向性を示すだけでなく、社員それぞれの自主性を尊重し組織を作ります

そのため、リーダーともなれば「社員の意見を根拠なく否定しない」「社員が自由に意見できる環境を作る」などが必要です。

決断力がある

目標達成までの業務中には、不測の事態が起こる場合もあります。あれこれと思い悩み優柔不断では社員はプロジェクトの行き先を不安に思います。

そのためリーダーシップ をとる人は、不測の場合でも素早く決断します。リーダーともなれば正解か分からない場合でも、判断を下し周りを引っ張っていく必要があるのです。

リーダーシップ をとる人は、些細なタスクでもやり方を考え、最善のアイデアを実践するなど、日々、意識して意思決定します。

コミュニケーション力がある

リーダーシップ をとる人は、高いコミュニケーション力があります。せっかくビジョンを設定しても、社員に伝わらなければ意味がありません。

リーダーともなれば、チーム内を円滑に回すためのコミュニケーション力が必要です。またその際、自分の言動が社員の行動に反映されているか確認します。

コミュニケーション力のある人は、声のトーンや大きさ、話すスピードなどを相手に合わせます。こうすることで、一体感が生まれ相手に安心感を与えます。

人脈がある

コミュニケーション力の高い人は、様々な年齢、環境や立場の人の気持ちを察することができます。同じ職場の同僚、部下や同じ業界の人とは、共通言語も多く、価値観も似ています。そのため、会話がパターン化してしまいがちです、

コミュニケーション力のある人は、様々な価値観を持つ人と話し、違う世界の人との繋がりを意識するなどして会社の外にも人脈を作ります

誠実である

リーダーシップをとる人は、誠実です。口先だけの人では、社員が意見に従わなくなり組織が成りたたなくなるからです。そのため、リーダーともなれば、顧客や社員に対し尊敬の気持ちを持ち誠実に向き合います

信頼がある

リーダーシップ をとる人は、社員や顧客から信頼されています。信頼関係を作るためには、リーダーが社員のことを信じることも重要です。任せた業務に何もかも口出しすると、社員は「信頼されていない」と思います。

行動力がある

リーダーシップ をとる人は、常に皆の前を行く行動力があります。失敗を恐れず、前に進む力は、周りに大きな影響を与えます。  

優れた実務能力

リーダーシップ をとる人は、同時に実務能力も優れています。リーダーともなれば、社員のお手本になる必要があるのです。

リーダーがしっかりしていると、社員もしっかりし、リーダーが怠けていると、社員も仕事に情熱を持てなくなります。

明るく、ポジティブである

リーダーシップ をとる人は、いつも明るく、ポジティブです。社員と仲良しになる必要はありませんが、「常に不機嫌」や「怒鳴ってばかりいる」では、社員はついてきません。

いつも明るく、ポジティブに振る舞うことで、偶にする優しさや厳しさに説得力が出るのです。

精神的に安定している

リーダーシップ をとる人は、自身の気分に左右されず、精神的に安定しています。自分自身を常に客観的に見ることが、重要なのです。

リーダーとも成れば、反論や批判の声もありますが、その度にうろたえたり、苛つかず、しっかりと受け入れなければなりません。こうした態度からも、社員からの信頼を獲得できます

不特定多数とマンツーマンのリーダーシップ

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

ここではリーダーシップ論を不特定多数での組織とマンツーマンの2種類まとめています。

不特定多数での組織の場合

最近では、インターネットの普及により、SNSで不特定多数の人から支持されることがあります。これも一つのリーダーシップだという意味です。

マンツーマンの場合

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

リーダーと社員がそれぞれ一対一の関係を重視します。リーダーがコーチのような役割をすることで、社員の目標をサポートします。 これは高いモチベーションを持つ社員に効果的です。

リーダーは、社員に指示を与えますが、決定されたことも社員に説明し社員の意見も広く聞き入れます。また、この場合、リーダーがコミュニケーションや人材育成能力に優れています。

コーチのように接することで、社員もリーダーに感謝の気持ちを抱き強い絆ができます。マンツーマンでのリーダーシップにより、「質問をすることで、職場に意欲が沸く」「社員が責任を持つ」などの効果あります。

しかし、リーダーの業務が疎かになるなどの欠点もあります。この場合、リーダーは「長期的に物事を考えられる右腕を持つ」などの対策が、必要です。

リーダーシップの種類

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

アイオワ研究

「社会心理学の父」と言われる、アメリカの心理学者・レヴィンがアイオワ大学で行った研究です。社会心理学をベースにリーダーシップの意味を考えています。リーダーシップのタイプを「専制型」「放任型」「民主型」の3つの種類に分けています。

専制型リーダーシップ

リーダーの権力や圧力といった強制力によって目標達成を目指します。リーダーは決定権を一人で握り、 社員は説明などなく、命令に従います。

これは失敗が許されないプロジェクトや積極性の低いチームの場合、効果的です。しかし、社員は自分で考えて行動できないため、人材育成には向きません。

放任型リーダーシップ

リーダーは関与せず、社員に現場における全ての決断や判断を任せます、これは社員が優秀または、社員が主体的で責任感が有る場合に効果的です。しかし、多くの場合には生産性や社員のモチベーションを低下させます。

民主型リーダーシップ

リーダー中心に社員全員で話し合いながら目標の方針を決めます。リーダーがサポート役に回ることで、社員の自主性や団結力が高められます。

また、この方法では多くの意見を集められるため、最適な方法を見つけられる確率が上がります。しかし、短期間で成果を出したい場合には向きません。

PM理論

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

社会心理学者・三隅二不二がチームを発展させる機能について、調べました。
リーダーシップの意味について考えています。「PM理論」は国内、欧米やアジアでも活用されています。

PM論ではリーダーシップとは「目標達成機能( Performance function )」と「集団維持機能( Maintenance function )」の2種類で構成されていると考えています。リーダーにP機能が備わっていれば、会社組織は成果を上げられます。

リーダーのタイプを「PM型」「Pm型」「pM型」「pm型」の4つの種類に分類し、「PM型」をリーダーの理想のタイプだとしています。

SL理論

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

ポール・ハーシーとケネス・ブランチャードは状況対応のリーダーシップを「指示型」「説得型」「参加型」「委任型」の4種類に分類しています。

成熟度とは、業務における経験やスキルと責任感や目標への態度の2種類の要素です。社員が成熟するにつれ、リーダーが対応を変えます。 次第に、社員の成熟度が増すという意味です。

指示型

仕事への意欲は強いが、人間関係への充実志向は弱い。リーダー リーダーが具体的な指令を与え、業務の達成度合いを細かく監視します。

説得型

仕事への意欲が強く、人間関係の充実志向も強い。リーダーが指令を与えますが、決定されたことも説明し、社員の業務をサポートします。 

参加型

リーダの指示の必要性が低く、 人間関係の充実志向が強い。 リーダーは業務達成のため、社員の努力を援助し、決定の責任を社員と分かち合います

委任型

仕事と人間関係共に最小限のリーダーシップ。決定と問題解決の責任を全て社員に任せます。

リーダーシップを発揮する場

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

リーダーシップを社員全員が持つことで、「視野が広がる」「仕事が円滑に進む」「社員が責任感を持つようになる」「最善の方法が見つかる」などたくさんの効果が期待できます

リーダーだけが持つものではない

リーダーシップ をとる という意味は、必ずしも上司や管理職、経営者にだけ当てはまるものではありません。
組織に属していれば、誰にでも求められる能力なのです。

組織の大小に関係はない

リーダーシップは、社員研修などを行い、育てることが出来ます。社員の自発的な行動を促すために「改善案の投稿を促す」「若手社員をリーダーに任命する」「研修の知識を発表する」なども効果的です。

リーダーシップがないと思われる人材であっても、後から改善することができます。これを知っておくと、採用要件をリーダーシップではない視点から行えます。

まとめ

研修 リーダーシップをとる 意味 種類 論 

リーダーシップとは、経営者や管理職だけでなく、社員一人一人に必要なです。リーダーだけが頑張っても成果が出ず、強力な会社組織にならないため、社員一人一人がリーダーシップを発揮する必要があります。

リーダーシップ をとるとは資質でなく、能力です。そのため、リーダーシップがない社員でも社内研修などで育てることができます。

研修内容を社内で発表させる」「資料を読んで知識を得る」「親草間アンケートを促す」など自主的な行動を促すことが、重要です。自身の会社に合ったリーダーシップ論を知ることが大切です。

最新情報をチェックしよう!